コネーホのフットボール現在地&レイソリスタ -16ページ目

40年ぶりのダービー

 第18節
バレンシア VS レバンテ
      
    2    -    1

  得点
  55分:バラハ    73分:コンゴ
  60分:ミスタ



 バレンシアをホームとするこの2つのチームの対戦は、実に40年ぶりだそうだ。レバンテが1部昇格を果たしたために実現した、バレンシアダービー。クラシコやアンダルシアダービーの様な危険な匂いは無く、穏やかに、そして熱い興奮をもってサポーター、選手共にこの一戦に望んでいたようだ。

 少々盛り下がってしまう材料として、レバンテのベルント=シュスター監督がベンチに入れずスタンドで観戦していたことと、バレンシアのビセンテの欠場とがあった。しかし、両チームとも積極的に自分達の持ち味をだそうと必死で、派手さは無いがとても見ごたえのある内容で前半を終えた。

 そして、後半55分にはルフェテがペナルティエリア内で落ち着いてDFをかわして、センタリング。ファーのバラハがヘディングで合わせ、バレンシアが先制する。
 点が入ったことで、両チームの選手、サポーターはさらに熱くなる。

 その矢先、疑惑の判定である。しかも、ゴールの是否が懸かった…。

 セットプレイからバレンシアのミスタがヘッドで合わせたボールがゴールのラインを越えるか越えないかの位置で、レバンテGKモラが抱えるようにキャッチした。
 サッカーではゴールのラインをボールが100%越えなければゴールしたことにはならない。リプレイで何度目を凝らしてみても、「びみょ~」としか言い様のない感じ。しかし、この日の副審はゴールの判定を下した。

 このことで意気消沈してしまったかに見えたレバンテだったが、コートジボアール出身のエティヤンが鋭い縦の突破からクロスを上げ、それを後半から投入されたコンゴが頭で押しこんで、2-1とすると再び勢いを取り戻し、何度もチャンスを作った。
 しかし、試合は2-1のままダービーの幕を引いた。

 ボールがゴールのラインを割ったか割らなかったか? これは結構頻繁に起こる。この日のような微妙な感じであれば、仕方が無いで済むのかもしれないが時には完全な誤審もある。
 プレミアリーグなどでは、この判定にのみビデオ判定の採用を考えているようだ。もしくは、ボールの中にICチップを入れ、完全にラインを割ったかどうか分かるようにするというものも考えられていると言う。

 確かに、「あの1点さえなければ……」などと負け試合の後につぶやくのは避けたいが、ハイテクで判定するのはあまり良い方法とは思えない。
 なぜなら、俺はサッカーは「曖昧さ」があるから面白いと思うからだ。

 野球などのアメリカのスポーツが代表的だが、ルールがガチガチに決められている。アメリカ人は公平=フェアというものが大好きだから。ましてや「神の手」なんて認めやしないだろう。ブラジルやアルゼンチンの人達から言わせれば、手を使うのも「上手さ」の内に入っているという。審判に見破られるようなやつは「へたくそ」ということになるらしい。
 サッカーはルールはきちんと定められているが、それを判断するのは審判の裁量にゆだねられているのだ。よく、「ボールを持っている」という表現があるが、サッカーで厳密にひとりの選手がボールを持っていることなどは、一切ない。常にボールは他の選手が奪える状態にある。オフサイドにしてもそうだし、スローインやフリーキックの位置だって曖昧だ。その曖昧さがあるからこそ、試合があまり止まらず早い展開のハラハラドキドキが楽しめるのでは無いかと思う。

 それを、ハイテクを駆使してガッチリ真実を突き付けられるのは、いささか興醒めな気がする。サポーターも審判をアオリ甲斐がないというものだ。

 運を味方に付けてこそ、強者になれる。そんなスポーツがあっても良いと思う。

JFA


 日本代表戦のチケット取るの面倒くさいですっ!!!
 
 JFAへ登録、申し込みして抽選………。当たらん……。

 チケットゲッター防止のため、一般発売しないらしいが、結局コネクションのあるやつが勝ちなんぢゃないか!? 悪いことするやつは、何でもするぜ。などと思ってしまう。
 
 おまけにサイトが混み合って全然繋がらない……。本当に公平な購入方法なのか疑問に感じてしまう。

 一般発売と抽選とを分けたり、『早い者勝ち』の要素を少し残しておくべきじゃないだろうか?

 結局、連続入力できるプログラムを使ってたりするやつが勝つだけのシステムにしか思えない。

 みんな代表戦を観たいんだ! だから、がんばって電話かけたり、並んだりするんだ!


全国高校サッカー選手権大会



 冬。高校サッカーの季節だ。

 プロの試合とはまた違った楽しみがあるアマチュアサッカー。日テレにて東京都代表〈実践学園〉VS愛媛県代表〈済美〉の対戦をテレビ観戦した。

 両校とも初出場で、済美は創部3年にして全国出場を果たしている。中でもFW堀川はJリーグからも注目されている選手で、速さと両足のシュート精度を武器にこの日もいきなりハットトリックを決めた。

 このストライカーももちろんだが済美のサッカーは、もしかして…というものを感じさせる。前線からの速いプレッシングでボールを奪い、細かくパスをつないで行くサッカーだ。現在のプロサッカー界でも躍進している攻撃的でアグレッシブ、そしてゴール前で守りを固めるのではなくDFラインと中盤の連携による守備で、観るものを楽しませてくれるサッカーを展開していた。

 堅い守りが売りの実践学園も後半終了近くに1点を返したものの、この攻撃的なチームに完敗であった。

 実は俺の母校の修徳高校(北澤の母校でもある)も今回全国出場を果たしている。一回戦目の相手が鹿児島実業とかなり手強い相手だが、がんばってほしいと思う。印象派カウンターサッカーな感じがするけれど…。

 一発勝負のトーナメント。今年高校ナンバーワンに輝くチームはどこなのか?

ココロミ



 年末から実家に帰ってきている。
 母親に新しい携帯ゲーム機、「NINTENDO DS(ニンテンドー ディーエス※以下DS)」をプレゼントした。
 正直、ソフトラインナップがまだ少ないので自分用には買う気はなかった。でも、プレゼントだと気にしないで買えた。
 このゲーム機は、写真の様な折りたたみ式で、上下に画面が2つ付いている。その下側の画面はタッチパネルになっていて、専用のペンで直感的に操作出来るようになっている! 実際に触ってみると、CMなどで見ていた時よりも、面白いと感じた。みんなでわーきゃー言いながら、楽しんだ。
 PDAや電子手帳にはすでに採用されているタッチパネルだけれど、ゲーム機のインターフェースとしてはありそうでなかった、画期的なものだ。
 ただ、思うのは実験的なものではなく任天堂の確信的で革新的な満を持しての発売のように感じる。
 ライバルのSONY COMPUTER ENTERTAINMENT(ソニーコンピュータ エンタテインメント※以下SCE)からもこの冬に携帯用ゲーム機が発売された。
 「プレイステーション ポータブル(以下PSP)」
 その名の通り、家庭用ゲーム機プレイステーション2の携帯版ゲーム機だ。スペックはプレステ2よりも若干落ちるくらいかなぁ? 画面は大きくて明るい、まさに持ち運べるプレステと言う感じ。
 ただ、俺はあまり魅力を感じなかった。プレステ2くらいのスペックのゲームは家で落ち着いてゆっくりやりたい派。
 PSPは、映像や音楽などのマルチメディア機能が充実してそうだ。しかし、映像や音楽をわざわざゲーム機で…というのもある。そっちの方向は携帯電話の方に将来性を感じる。

 SCEが電子機器として打ち出しているのに対し、任天堂はあくまでもオモチャとしてのアプローチをしていることに心意気を感じるし、タッチパネルの操作感の良さにテレビゲームの新しい形としての将来性を感じる。

 あなたはどっちが好きですか?


醜態、罵声、レアル・マドリッド

 第17節
レアル・マドリッド VS セビリア
      
    0    -    1

            得点
            18 分:バチスタ


 レアル・マドリッドは、またしても罵声が飛び交う中、ホーム、サンチャゴ・ベルナベウで敗北を喫した。最悪の形で。

 常に優勢に、そして素晴らしいアイデアでゲーム展開をしていくセビリアに対し、レアル・マドリッドはその場しのぎの、なんのポリシーもない戦術と選手交代で一方的にやられた。
 しかし、その中で唯一賞賛すべきレアル・マドリッドの選手がいた。

 GKのカシージャス。

 彼がいなければ、この日0ー5になっていてもおかしくはなかった。

 マドリディスタは終始罵声を浴びせ、選手達は生きた心地がしなかっただろう。
彼らの不満は監督の采配にまで向けられていた。
 ガルシア・レモン監督は、後半からベッカムにかえ、ロナウドを投入。しかし、相変わらずペナルティエリア付近のスペースは味方の選手で潰され、60分のオーウェンとソラーリの交代もチームに何ら変化ももたらさなかった。
 
 ただ、前線の個人の力に頼るのみである。

 セビリアは明確な戦術とダニエウ・アウヴェスなどの気持ちの入った選手のプレイで、完璧なフットボールをし、エル・ブランコを倒壊させた。白い巨人の土台はカシージャス1人の力でなんとか守り抜いたものの、マドリディスタたちはロスタイムを含め、残り時間が10分ほども残っているにも関わらず、次々とスタジアムを後にし、アリゴ・サッキ(写真)が強化責任者就任後の初戦は最悪の形で終わり、クリスマス休暇へと突入した。

 アリゴ・サッキが、このチームの救世主足りえるかどうかは、シーズンが再開された時、分かることだろう。

モリエンテスの身の振り方……


 いっこうに出番の来ないレアル・マドリッド所属のスペイン代表FWに移籍の噂がたっている。
 フェルナンド=モリエンテスはリバプールへの移籍を考えているらしい。

 当初、6億5千万円の移籍金でリバプールからオファーがあったが、レアル・マドリッド側はこの金額での放出にメリットがないとして、ジェラードのレアルへの移籍を条件提示したという。
 スペイン人監督ベニテスも厳しい条件だが、モリエンテスの将来を考えるとプレーさせてあげたいというような事をコメントしている。

 一方、モリエンテス本人は
「R・マドリッドは僕の置かれている状況を分かっているだろうし、何か打開策を見つけなくてはいけないことも分かっているはず」
「僕は試合に出たいし、プレーできる場所を探さなくちゃいけない。もしR・マドリッドが僕を必要としないなら、現実に目を向けて、クラブにとっても僕にとってもいい解決法を見つけないとね」

 と、当然ながら移籍に対して前向きなコメントをしている。

 しかし、交渉は進展がみられず、移籍を望んでいるモリエンテスにとってあまり良い状況とは言えない。この状況に関してモリエンテスは
「今すぐにでも決着をつけるべきだし、クラブが早く行動を起こしてくれることを期待しているよ。僕はR・マドリッドの選手だからフロントの決定を待たなくてはいけないけどね。でも僕ははっきりとした決断を下して欲しいんだ」
といいから早く移籍させろ! と言わんばかりだ。

 今のレアル.マドリッドのチーム状況で一体誰が得しているのだろう?
 先日行われた、セビリア戦でも意味のない選手交代&ポリシーのないプレーと戦術にサポーターはウンザリの様子だし、新加入したオーウェンやいつも気合いのこもったソラーリなど、スタメンで充分やれる選手だし、もっとチームの勝利に貢献できるチームに行った方がいいんじゃないだろうか?

 そんな、散々なレアル・マドリッドの対セビリア戦の様子は、後日UPします。

 お楽しみに!?
 

リーガ・エスパニョーラ



 テーマに、「リーガ・エスパニョーラ」を加えました。

 WOWOWに加入しているので、だいたい毎節最大4試合を見る事ができるので、試合を観て気がついた事、結果速報などなどを書いていきますので、よろしく。

 今回は、第16節終了時点での順位でもちょろっと発表しときます♪



【順位表】(第16節終了時点)
〈1〉バルセロナ 勝点39(12勝3分1敗)

〈2〉エスパニョール 勝点30(9勝3分4敗)

〈3〉レアル・マドリッド 勝点29(9勝2分4敗)

〈4〉バレンシア 勝点29(8勝5分3敗)

〈5〉セビリア  勝点28(8勝4分4敗)

〈6〉アトレティコ・マドリッド 勝点25(7勝4分5敗)

〈7〉ベティス 勝点24(6勝6分4敗)

〈8〉オサスナ 勝点24(7勝3分6敗)

〈9〉デポルティーボ 勝点22(5勝7分4敗)

〈10〉ビジャレアル 勝点21(5勝6分5敗)

〈11〉アスレティック・ビルバオ 勝点21(6勝3分7敗)

〈12〉レバンテ 勝点21(6勝3分7敗)

〈13〉レアル・ソシエダ 勝点19(5勝4分6敗)

〈14〉サラゴサ 勝点19(5勝4分7敗)

〈15〉ラシン・サンタンデール 勝点16(4勝4分8敗)

〈16〉ヘタフェ 勝点15(4勝3分9敗)

〈17〉アルバセーテ 勝点15(3勝6分7敗)

〈18〉マラガ 勝点15(4勝3分9敗)

〈19〉マジョルカ 勝点13(3勝4分9敗)

〈20〉ヌマンシア 勝点12(3勝3分10敗)

カルピンの不可解な退場劇!?



 リーガエスパニョーラ、第13節。デポルティーボ・ラコルーニャVSレアル・ソシエダ。
 デポルのホーム「リアソル」での出来事。

 ソシエダは0対2と勝ち越されていたが、同点に追い付く。後半41分に、カルピンが選手交代のためピッチから去ろうとしているその時、審判はカルピンに対しその日2枚目となるイエローカードを出し、交代直前にカルピンは退場処分となる珍事が起こった。

 なぜ、このような事が起こったのか? 
その日デポルティーボサポーターはカルピンに対し、試合中終始
「カルピン、お前なんか死んじまえ!」
というブーイングを送っていた。もちろん、カルピンが交代しようとしている時もだ。
 カルピンはそのブーイングに対し、両腕を高く上げ、デポルサポーターに拍手で応えた。この行為が“非スポーツマン的行為”ととられたようだ。
 この拍手をした動機について、本人はこう言っている。

「リアソルでプレーするのは今回が最後だ。ただ自分はセルタでプレーしていた時からの腐れ縁の彼らと別れをしたかっただけ。」

 
 こういった、サポーターからの罵詈雑言が絡んだ審判のおかしい判定が、最近もう一つあった。ヘタフェVSバルセロナ戦でも、ヘタフェのナノが倒れた際、バルセロナはチャンスの場面だったが、エトーは倒れている選手がいるということで、外にボールを蹴り出した。ただ、シュートを打ち込むようにかなり強くスタンドに蹴り込んだためイエローカードをもらってしまう。
 しかし、チャンスだったにも関わらず、試合を止めた行為と、その日ヘタフェサポーターから人種差別的なブーイングを受けていたことを考慮すると、イエローカードを出す必要はないのではないかと思う。

 このサポーターからの“暴力”について、リーガはもっと真剣に考え、改善策を考えなくてはならないと思う。サポーターもチームの一員として、“非スポーツマン的行為”を過剰に行った場合、チームに何らかのペナルティを与えても良いんじゃないだろうか?

 最後にカルピンの声明文を掲載しておく。


【カルピンの声明文】

 審判がサッカー界の問題である暴力の共犯者になる事が今回リアソルでわかった。
 スタジアムの中では試合中ずっと
「カルピン、死んじまえ」
コールが歌われていた。
 良識ある行動、勇気、理知、それらをもってサッカー界の暴力に対しフェアプレーの精神を教えたり、争いではなく安らぎのある敬意を捧げることが始めて出来る。それらの要素はサッカーのフェアプレーを教え、差別、暴力といったアンチスポーツに打ち勝つ事に微力かもしれないが貢献するものである。

 しかし、今回リアソルにはサポーター同様に、死んじまえコールを歌いフィールドから私を追放した人物がいる。そう、本来フェアプレー、非暴力の見本にならなければならないはずの審判がだ。
 もし、このような事があるのならば近いうちに軽犯罪の自由化を認めることになるだろう。
「あの女をやっちまえ!」
とか
「あの嫁をくたばらせろ!」
といった罵詈雑言で人々の口が一杯になるほどに………。

 自分はそうならないためにも判定は
「くたばれサッカー」
と歌われる事がないようにしなければならないと思う。

フットサル



 今日は、フットサルの練習日だった。
 コート予約を間違えて、いつもは3時間なんだけれど、4時間とってしまった。さすがに4時間動きっぱなしは、疲れた。

 ただ、おかげで他のチームから試合のお誘いがあり、練習試合ができて楽しかった。時間30分前から2ゲームおこなったのだが、我がFCソプラール(実は名前変えようと思っているんだけど……)は2戦とも負けてしまった…。

 一戦目は2対4。一時は0対3から2対3と盛り返したものの、終了間際で4点目を入れられてしまい、そのままタイムアップ。一応、俺も1ゴールしたが、及ばず……。2戦目はかなり粘って(向こうも主力選手をはずしてたのもあったけど)0対0とこう着状態。しかし、またも終了間際に得点され、0対1と惜敗。

 いや~、実力差はあったとはいえ負けると悔しいね。しばらく、へこんでました。プロの世界ではもっと悔しさとかあるんだろうな。その分勝った時の喜びもでかいんだろうけど。

 先日のドイツ戦の日本代表をけっこうケチョンケチョンにいってしまったけど、なんだか悪い気がしてきたなぁ……。

 でも、日本代表にはがんばってドイツいってほしいです!

フガイナキ……


 どう言えば良いか、言葉に詰まってしまうほど落胆した。

 昨夜のキリンチャレンジカップ、日本はドイツに3対0と惨敗。
 確かに、ベストメンバーではなかったが、あまりにもお粗末な内容だった。
 ドイツは、寄せの速さで、もたつく日本からボールを奪い、素早い攻守の切り替えからカウンターへ。正直、もっと点が入っていてもおかしくない試合だった。

 それにひきかえ日本は、怖がってかなんなのか分からないが、ペナルティエリア付近でプレスに行かず、簡単にミドルシュートを打たせてしまう。そして、カウンターのスピードに対応しきれず、オフサイドトラップを失敗、セットプレイでは楢崎の痛恨のミスで失点………。オフェンスでも中盤のプレスがキツイのに、ダイレクトでパス出しできるところも、ボールを持ちすぎて簡単に奪われてしまう。途中から入った大久保は、味方のフォローがなく前線で孤立する……。

 などなど、悪い所だけが印象に残っている………。

 これで、WC2次予選が大部不安になってきた。
 みなさんは、楽観論、悲観論、どっち?